若気の至りまくり、夏。 【著者：葉月京】

葉月京さんの作品『若気の至りまくり、夏。』（秋田書店）

葬儀屋で働くことになった海野虹渡は
２年前の夏に海で出会った謎のお姉さんと
１度だけ関係を持ったことが忘れられず、
ずっと悶々とした日々を過ごしてきました。

そして再び夏がやってきたある日、
虹渡が働く葬儀屋に１度だけ関係をもったお姉さんが
夫と共に父親の葬儀でやってきたのです。

思いがけぬ再会をした２人・・・
あの夏の思い出が蘇るのですが、
魚々子は人妻なのでどうすることもできないのですけど、
夫がいけ好かない男だったのです。

葬儀が終わった後、
仏壇のことで葬儀屋に連絡があり、
虹渡も魚々子夫婦の元へ訪れるのですが、
ここで葬儀当日に虹渡と魚々子が話していたことに
夫が疑いをもちはじめるんです。

実際は夫は話の内容などは知らなかったので
虹渡にカマをかけるように質問し、
直接なことは話さなかったのですけど、
以前に２人が何か関係あったということを気づくんです。

・・・といった感じで
１度だけ関係をもった虹渡と魚々子とその夫との
妙な関係を描いたリビドーダダ漏れの
ラブコメディになっています。

葉月京さんらしい背徳感ある作品で、
虹渡は魚々子だけでなく、
元カノのことも引きずっていたりして、
どのような話の展開になるのか
全く予想できないラブコメになっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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