ほとめくかかし 【著者：たつひこ】

たつひこさんの作品『ほとめくかかし』（スクエニ）

小さな島 能古島で暮らす女子中学生の雨守朋は
傘職人への夢を持っており、
学校で倉庫として使われている部屋を整理し、
ここで傘を作ろうとしていました。

部屋にあったかかしを外に出し、
地面にさして、部屋の片づけの続けをしていると、
かかしが動き出したのです。

動くかかしを見て驚きはしたものの
根が真面目すぎる朋は外に出した時に
服を破いてしまったことを謝り繕うとするんです。

これがきっかけでお互いのことが気になる存在になり、
何十年ぶりかに目を覚ましたかかしのエルザは
島で仕事を見つけ自立し、
朋のことを助けたりする・・・

・・・といった感じで描かれる
かかしと少女とのハートフルファンタジー作品になっています。

舞台が島・・・ということで
時間がゆっくりと流れており、
読んでいるだけで癒される・・・
そんなファンタジーになっています。

朋は感情を上手いこと表にだせなく・・・
エルザは心に傷をもっており・・・
お互いがお互いを求める感じで
ほんわかとした世界観なのですが、
引きこまれる作品になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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