君の心を漢字たい 【著者：須賀篤志】

須賀篤志さんの作品『君の心を漢字たい』（新潮社）

男子高校生の橋場読実は
１ヵ月前に恋人になった花井瑞希が
クールすぎて感情が全く読めず悩んでいました。

そんなある日の書道部の部活中に
棚から落ちてきた物が頭に直撃し倒れてしまうんです。
心配して近くに寄って来た瑞希の顔に
「焦」という文字が浮かんでいたので、
顔に文字が書かれていることを伝えたのですが、
何処に書かれているのかわからないようなので、
読実が触れようとすると、
文字が変わって「恥」という文字が現れたのです。

何がなんだかわからずにいると、
今度は「配」という文字が現れ、
ひょっとするとこれは瑞希の感情が
漢字として現れるのでは・・・と思い、
自分の事が好きかどうか聞いてみたのです。
（どんな文字が出て来たか書きませんが＾＾；）

・・・といった感じで、
彼女の顔に感情が文字となって見える男子高校生を描いた
ラブコメ作品になっています。

瑞希の顔に現れる文字というのは１文字だけなので、
（感情が変わるたびに文字はかわったりしますけど）
１文字だけでは完全に感情が読み取れなかったり、
別の意味にとれてしまったり・・・と、
コメディ要素も結構楽しめる作品になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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