透明人間↑↓協定 【著者：克・亜樹】

克・亜樹さんの作品『透明人間↑↓協定』（小学館）

克・亜樹さんといえば『ふたりエッチ』が
代表的な作品ですよね。

その克・亜樹さんの新たな作品が『透明人間↑↓協定』で
個人的にかなりハマっています。

この作品なのですが、
主人公の黒川京平は自殺しようとするシーンから始まります。
そこに偶然？通りかかった南條明日見（ヒロイン）が助けにはいり、
行く場所のなかった京平をある条件をだして、
明日見のマンションで同棲することになりました。

その条件とは・・・明日見のマンションにいる間は
透明人間として扱うということです。
明日見が手を叩いて透明人間になっている間は
何をしても明日見には気づかれず、
無視された状態で一緒に暮らすことに・・・

そのルールは部屋にいる時で
明日見が手を叩いてから再び叩くまでの間で、
かなり妙な同棲生活が始まるのですが、
明日見がどのような気持ちで京平と暮らしているのか・・・
その心理描写が妙にひかれました。

『ふたりエッチ』はラブラブな二人を描いた作品ですが、
『透明人間↑↓協定』はかなり歪んだ愛情表現で描かれており、
今後の展開がすごく気になる作品です。

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